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下肢静脈瘤の治療法

下肢静脈瘤の説明画像

下肢静脈瘤とは、立っているときに足の表在静脈に血液が溜まり・血管が蛇行し・瘤(こぶ)のように膨れあがる病気です。下肢の静脈には血液が心臓方向へ流れるように逆流防止の弁がついています。
しかし、この弁が故障すると血液が逆流して下に落ちていき、静脈内の圧が上がって血管が瘤のように膨らんでしまいます。

下肢静脈瘤の症状

  • 血管拡張、色素沈着、潰瘍形成、皮膚壊死など外見上で目立つ
  • 足がむくむ、痛む、だるい、重い、疲れやすい
  • 足がつりやすくなる

下肢静脈瘤の治療法について

保存療法

比較的初期の治療で静脈還流を促進させる目的で行われます。
ウォーキングなどの軽い運動、寝るときに足を挙げた状態にする方法や長時間の立ち仕事を避けたり、弾性ストッキングを着用する方法があります。
しかし保存療法では静脈瘤そのものが治るわけではありませんので、静脈瘤の症状を軽くしたり進行を防ぐための治療として行われます。

硬化療法

細い静脈瘤や手術後に残った静脈瘤に有効な治療法です。
静脈瘤ができた血管の中に硬化剤という薬を注射した後に、弾性ストッキングや弾力包帯で圧迫して血管をつぶしてしまう方法です。
固まった血管は次第に小さくなり消えていきますが、硬化剤を注入した部分にしこりや色素沈着が生じて数か月続く場合があります。
1回の治療に要する時間は約10〜15分で、弾性ストッキングを履いて帰宅します。

高位結紮術

逆流している静脈をしばって血が下に落ちないようにする方法です。
足の付け根や膝横の小切開で日帰り手術が可能ですが、再発率が高くなります。

静脈抜去術(ストリッピング手術)

大腿部やふくらはぎの逆流してる静脈を皮下脂肪の中から抜去する方法で、再発が少ない根本的治療法です。
TLA麻酔という特殊な局所麻酔を使用して日帰り手術も可能ですが、現在はレーザー手術が主流となっています。

レーザー手術

逆流している静脈に細いレーザーファイバーを挿入し、静脈の内側をレーザーの熱で焼いて閉塞させてしまう治療です。
再発がほとんど無く痛みが少ないこと、傷が目立たないことが特徴であり、ストリッピング手術に代わる治療法として静脈瘤手術のスタンダードとなっています。
当クリニックでは、保険適応となっている波長1470nmレーザーを使用しております。

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